スヌーズレン 発達障害 自閉症 JSI-S

JSI-S

JSI-S(Japanese Sensory Inventory for Snoezelen)の紹介

■JSI-Sは、スヌーズレン実践のための情報収集ツールです。
 JSI-Sは、スヌーズレン利用者の感覚機能の状態、つまり利用者の受け取りやすい感覚と受け取り難い感覚を明らかにすることで、より快適な感覚的環境のなかで、利用者と支援者が時間を過ごすことを目指しています。このためのJSI-Sでは、3つのステップで情報整理を行います。
1)チェックリストを利用して感覚の特性の大枠を把握する
 JSI-Sには、各感覚系に関連する行動特徴の項目、例えば「指しゃぶり・衣類しゃぶりの癖がある(触覚)」等の質問項目があります。この項目をチェックしていくことで、各々の感覚系が得意な感覚なのか、それとも苦手な感覚なのか、大まかな特性を把握することできます。(この質問項目の内容は、今後の検討内容でもあります)
2)日常生活のなかで好きなことに含まれる要素を分析
 次に利用者が日常生活のなかで好きなことを具体的に挙げ、そこに含まれる感覚の要素について分析します。例えば「布団の中に入る」ことが好きであれば、布団の触感(触覚)、暗闇(視覚)、布団の圧迫感(固有覚)などの感覚要素を抽出することができます。このように要素を抽出し、その要素を生かすことで、スヌーズレンをより利用者に合った形で柔軟に提供できる可能性が高まります。
3)覚醒と鎮静の分析
 さらに利用者にとって心地よい感覚刺激については、その刺激によって利用者が目覚めてくるのか(覚醒)、それとも落ち着いてくるのか(鎮静)について分析します。刺激の違いによるこの2つの作用は、利用者の脳の状態を適切に保つことを助けることができるかもしれません。

 JSI-Sは、スヌーズレン実践に必要なたくさんの枠組みの中の一つにすぎません。スヌーズレンを実践される皆様のバックグランドを生かした枠組みとともに利用して頂ければ幸いです。

JSI開発プロジェクト

代表 太田篤志

●プレイジム
 兵庫県姫路市飾磨区英賀宮田51


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